【医科歯科連携・骨卒中の予防】
こんにちは
クリーンスタッフ園田です
皆さん、骨卒中って聞いた事ありますか?
脳卒中などは聞いた事あると思われますが 本来は脳の疾患として使用する言葉です
この“卒中”という言葉の「突然おこる、怖い」というイメージで、世の人に広く知っていただくために作り出された言葉が“骨卒中”です
骨卒中とは高齢者に生じる大腿骨近位部骨折(ふとももの骨の付け根で起こる骨折)や脊椎圧迫骨折(背骨の骨折)のことを指します
どちらも骨粗鬆症が原因で起こり、重いものを持ったり、しりもちをついたりする程度の外力で起こってしまう骨折です
脊椎圧迫骨折大腿骨近位部骨折
これらの骨折が通常の骨折と区別して“骨卒中”といわれる理由は、いったん起こしてしまうと一気に日常生活動作のレベルが低下してしまうことにあります
それまで元気に歩いていた方が骨卒中になると、治療を受けた後も杖が離せなくなったり、車椅子が必要となったりし、“寝たきり”ひいては“死”のきっかけになったりします
また、一度骨折すると再度同じような骨折を繰り返す危険性が高くなることが知られています(特に骨折後2年間は要注意です)
そうならない為にも日常の生活でも高齢者の方は気を付けて生活を送りたいですね
当院では歯科治療に用いるパノラマX線撮影写真で骨密度予測を行い、危険性のある方には整形外科受診をご案内致しております
少しでも気になる方は詳しくご説明するので是非お声掛け下さいね
しっかり歩いてしっかり噛んで
楽しい生活送りましょう
