顎がはずれたら・・・（顎関節症・顎関節脱臼・口腔外科）。『貝塚・岸和田・泉佐野・熊取で安心できる歯医者ならやまぐち歯科』

先日は顎がはずれてしまったという方が急患来院されました。
右の顎関節が脱臼しているため、口が閉じられなく痛みが強いという症状でした。
唾液もうまく飲み込めずこぼれ出ますし、頬骨の下に下顎頭が突出するため人相が変化する位です。
ただし、治療としてはシンプルです。
ヒポクラテス法という非常に長い歴史をもった顎関節の整復法を行います。
患者様を椅子に腰かけさせて頂いた上で頭部を固定し、下顎臼歯を下方へ押し、次いで後方へ導きます。
下顎頭が下顎窩に引き込まれるのを感じたら前歯部を上方に回転させ、下顎全体を手前に引きます。
（下方へ押圧したあとで後方へ導くのは、下顎頭と関節結節が衝突して損傷することを避けるためです。）
自ら関節を戻す方もいらっしゃいますが、関節を痛める可能性もあるため、念のため口腔外科を受診して頂くのがおススメです。
脱臼したまま長時間放置したままですと整復が難しくなる場合もございます。また、
習慣的脱臼になっている場合は手術も考慮する必要があるため要注意です。
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