親知らずの抜歯・口腔外科

親知らずの抜歯

親知らずとは？

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親知らずは抜歯するべき？

＜抜歯が適する場合＞
・歯磨きがしにくい
・歯の一部だけが中途半端に見えている
・横向きに生えてきている
・骨の中に完全に埋まっているがレントゲン写真上問題がある
・歯並びに影響を及ぼす可能性がある

＜抜歯が適さない場合＞
・まっすぐ生えていて歯磨きも問題なくできる
・骨の中に完全に埋まっていてレントゲン写真上も問題がない

親知らずはいつ抜くべき？

緊急外傷の方へ

歯科での緊急外傷についてまとめました。

けがの種類と対応

歯の破折

歯は外的な力で折れる、欠けるなどします。
目に見えている歯冠部分が破折するのを歯冠破折、骨の中の歯の根が折れていることを歯根破折といいます。
また、歯冠から歯根にかけて折れているものを歯冠－歯根破折といいます。

歯の脱臼

歯が歯槽骨より外れて抜けてしまうことを脱臼といいます。
脱臼には歯が歯槽骨から完全に抜け落ちてしまう完全脱臼と、動揺はあるが抜け落ちはしない不完全脱臼などがあります。

脱臼への対処方法

抜けた歯は、場合によってお口の中に戻せる可能性があります。
抜けた歯には歯根膜という組織が付着していますが、この組織は再度歯を戻すための大切な働きをしてくれます。
歯が抜けてしまったら水道で洗わずに、牛乳か生理食塩水につけて歯科に持っていきましょう。
水道水だと「浸透圧」という細胞に加わる力の関係で、歯根膜の組織が壊れてしまいます。
また、乾燥しても同じことが起こります。
脱臼歯の歯根膜は、乾燥には30分程度しか耐えられないため注意が必要です。
浸透圧が人体と同程度の牛乳や生理食塩水につけて、歯根膜を保護し、歯科に持参しましょう。
これにより、脱臼した歯が元に戻せる確率が上がります。
また、学校で脱臼した場合、歯を付けておくための液が用意されていることもあります。

外傷後の歯の変色

歯を打った後、特に問題がなかったのに、しばらくして歯が変色してくることがあります。これは、歯の中の神経が死んでしまった状態です。
神経が死んだ歯は割れやすいため、歯科医院でかぶせものをしてもらう必要があります。

小帯の傷

上唇小帯という、唇の裏側と歯肉を繋いでいる筋が切れてしまうことがあります。
必要であれば縫合しますが、出血が少なければ特に処置の必要はありません。

歯ブラシによる事故

歯ブラシをくわえたまま歩くなどして転び、歯ブラシの先端が口の中を傷つけることがあります。
1歳～3歳のお子様は特に注意しましょう。
口蓋という上顎の部分をけがをしている場合気づきにくいこともあるので、念のため歯科医院を受診した方が良いケースもあります。
数日は注意して経過観察しましょう。

普段の生活での事故　注意する年齢

1歳頃の歩き始めと、小学校に入った頃の低学年児童は、歯のけがが増えます。
大人の注意が特に必要な年齢です。

スポーツでの事故　気を付けるべきスポーツとは

人と強く当たるスポーツには、スポーツマウスピースの装着が義務づけられているものもあります。
格闘技やアメリカンフットボールなどです。
また、バスケットボール、サッカーなどは特に義務付けられていませんが、注意が必要なスポーツです。
必要に応じてマウスピースを作りましょう。