抗生物質・耐性菌について。(歯周病・歯周炎・親知らず・根尖性歯周炎・歯周外科・歯周組織再生療法)『貝塚・岸和田・泉佐野・熊取で安心できる歯医者ならやまぐち歯科』

  • HOME
  • ブログ
  • 予防歯科 , 根管治療 , 歯周病
  • 抗生物質・耐性菌について。(歯周病・歯周炎・親知らず・根尖性歯周炎・歯周外科・歯周組織再生療法)『貝塚・岸和田・泉佐野・熊取で安心できる歯医者ならやまぐち歯科』

本日はたまにご質問頂く「抗生物質」「耐性菌」について書かせて頂きます。
歯医者では歯周病による炎症や抜歯などの外科処置後などによく処方されます。
では、そもそも抗生物質とは何でしょうか?
抗生物質とは、細菌などの微生物の成長、機能を阻止する物質のことで、化膿したときなどの細菌感染症に効果があります。
1929年に青カビのつくるペニシリンという物質が、感染症の原因となるブドウ球菌などの発育を抑えることが発見されました。
これが抗生物質のはじまりです。
抗生物質の発見は画期的で、不治の病とされた結核も、ストレプトマイシンの発見で克服されました。
このように、人々から恐れられていた感染症の多くが治療可能となりました。
「抗生」とは、生命に拮抗するという意味で、病原体の生命(細胞)と拮抗して病原体を殺すということです。人体の細胞に毒でないものが治療薬として使われます。
一方、抗生物質はウイルスには効きません。(抗生物質の標的となる細胞壁や細胞膜を欠くからです。)
例えば、インフルエンザのようなウイルス性の急性上気道炎に抗生物質は効きません。
しかし、イギリスでは普通の風邪に対しても医師が抗生物質を投与するそうです。
風邪はウイルスによって起こるため、抗生物質は役に立ちません。
医師はこれを知っていながら患者が欲しがるからとの理由で抗生物質を処方しているとのことです。
この問題は不必要な抗生物質投与による耐性菌の発生につながっています。
われわれの身体には多くの細菌が常在しており、多くは病原性を持ちません。(お口の中は口腔内常在菌といいます。)
それどころか、われわれの生存に欠かせない役割を演じている可能性さえ示唆されています。抗生物質によってそのバランスを不必要に撹乱されるということがリスクなのです。
当院では正確な診断を行ったうえで、必要最低限の抗生物質の投与を行い、患者様の不利益にならないよう心がけています。
ご心配な方は何でもお気軽にご相談くださいませ。
「大阪 貝塚市 岸和田市 泉佐野市 熊取町 やまぐち歯科のオフィシャルサイト」

ご相談はお気軽に

歯に関するお悩み・ご相談は
「いつでも」「気軽」にご相談ください。

  • やまぐち歯科の公式LINEアカウントはこちら

    公式LINEからお問い合わせが可能となりました。
    お友達登録をよろしくお願いいたします。