高齢者とオーラルフレイルと後期高齢者歯科健診(予防歯科・歯科医師・歯科衛生士)『貝塚・岸和田・泉佐野・熊取で安心できる歯医者ならやまぐち歯科』

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こんにちは🎵歯科助手の西口です🦷✨
オーラルフレイルという言葉をご存知でしょうか?
オーラルフレイルとは加齢による衰えのひとつで、食物を噛んだり飲み込んだりする機能が低下したり、滑舌が悪くなったりするなど”口”に関連する機能が低下しつつある状態のことを指します。
その特徴は適切な対処を行うことで機能低下を改善できることで、健康的な状態と病的な状態の狭間にあることです。
このため、オーラルフレイルは医学的な病名ではなく、加齢による生理的な変化であるともいえます。
オーラルフレイルは、体力・筋力の低下を招いて全身のフレイルにつながり、
健康寿命に影響を及ぼすと言われています
昨年11月にサンスターが、日本歯科医師会の「オーラルフレイルのセルフチェック表」を
用いてオーラルフレイルに関する調査を行いました。
その結果、高齢者2人に1人が”オーラルフレイルの危険性あり・危険性高い”だったそうです。
非常に高い割合ですね。
個々の項目としては、「義歯を使用している」が約半数で、
高齢者の4人に1人は「口の乾きが気になる」「硬いものが噛めない」と感じていました。
東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生によると、オーラルフレイルの高齢者は、そうでない高齢者と比べると、4年後の要介護リスク、死亡リスクが約2倍になったとの検査結果があるそうです。
全身的な健康への影響も大きいようです。
この調査では、介護認定のない約2千人の高齢者の口の状態を調べて、その後の健康状態を追跡しました。
調査に使った項目は次の6項目です。
このうち3項目が該当した場合に、オーラルフレイル状態と定義しました。
①自分の歯が20本未満 
②滑舌の低下 
③噛む力が弱い
④舌の力が弱い 
⑤半年前と比べて硬いものが噛みにくい
⑥お茶や汁物でむせることがある
これほど健康に影響のあるオーラルフレイルですが、サンスターの別の調査では、
オーラルフレイルを認知している人は約1割しかいなかったそうです。
オーラルフレイルについて平野先生が、サンスター広報誌『Mouth&Body Topics』の中で、次のように述べています。
「口腔機能の低下は歯科医師など医療従事者に”治してもらう”ものではなく、患者さん自身が口の機能の衰えに向き合い、機能の回復や維持などの目標に向けて主体的に取り組んでいただくことが大切です。
そのためには、口腔機能の維持・改善が栄養状態の維持につながり、フイルムや介護予防へとつながることを理解してもらうとともに、私たち歯科医療従事者が患者さんのやる気を後押しできるよう働きかけていく必要もあると思います」
では、、患者さん自身が口の機能の衰えに向き合い、機能の回復や維持に向けてやる気を起こしてもらうには、具体的にどうすればいいのでしょうか?
まずは後期高齢者歯科健診や歯科検診を受けて頂き、口腔機能の低下を発見することが大事です。
むし歯や歯周病以外に、咀嚼機能・嚥下機能など生きる上で必要な機能が衰えていないか検査を行い、問題を早期発見する必要があります。
問題があった場合に当院では改善のための対応法を個別にお伝えしております。
健康で長生きするためにも是非ご自身のお口の機能チェックを行ってみてくださいね(*^_^*)
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