【歯科医院でも見つかる骨粗鬆症】
こんにちは!
歯科助手兼管理栄養士の橋本です(^^)
本日は先日行った院長による院内勉強会でも取り上げられており、近年社会的にも問題となっている骨粗鬆症についてお話ししていきます!
骨粗鬆症とは、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気のことで、骨折をしてしまうと寝たきり状態になりやすくなってしまいます!
また骨粗鬆症患者の多くが無自覚なまま生活をしているとも言われています!
歯科においては骨粗鬆症と診断された方の 90%以上が重度の歯周病(歯槽膿漏)にかかるとの報告があり、閉経後(だいたい50歳以降)の女性では、高度の骨粗鬆症患者ほど早期に歯を失ってしまい、総入れ歯になるリスクが高くなります!
最近、歯科用パノラマX線写真が、骨粗鬆症性骨折の危険を知る手段として、有用であることが判ってきました!
当院でも1年に1回はパノラマを撮らせていただき、お口の中の状態はもちろん、骨密度の状態なども確認しています!
診察が必要と判断した場合は、専門の診療所へのご紹介もさせていただいています!
ただ、骨粗鬆症と診断されると注意していただきたい点があります
治療を行う際に、ビスフォスフォネート系薬剤を処方される場合があり、これは骨密度を高め、骨折を予防する効果が高い薬です!
しかし長期間服用された場合、極めて稀ですが、抜歯などの外科処置後に傷の治りが悪い、顎の骨が壊死するなどの副作用が起こることが報告されています!
ただし、この副作用は、お口の中を清潔に保つことで、ある程度予防できると言われています!
服用される場合は、歯科を受診して歯の治療を完了させ、その後は定期的な口腔内管理、クリーニングを受けられることをお勧めします!