【埋伏歯(歯茎の中で埋まっている歯)について】
こんにちわ
歯科衛生士の根耒です
本日は埋伏歯についてお話しします
埋伏歯とは歯が生えてくる時期が過ぎても歯が生えてこない状態で、歯茎の中で埋まったままになっている歯のことです
発生頻度が多い部位は上の1番前の歯と上の犬歯であると報告されています
多数歯に起こる原因は「内分泌機能障害、くる病、遺伝子疾患」などの全身的原因が考えられ
少数歯の場合には「歯胚の位置異常、乳歯の根尖病変、過剰歯、歯牙腫、含歯性嚢胞、骨性癒着、歯根の湾曲、低位乳歯、スペース不足」などが挙げられます
CTで状況を詳細に確認する必要があります
埋伏歯の歯の根っこが約2分の1以上の形成量があるのであればそのままにしておくと歯根が曲がってしまい、生えてこなくなります。
その場合は、開窓(歯茎を開けてあげる)や牽引が必要になります
もし経過を見るのであればスペースをあけておく保隙装置をつけることもあります
歯の埋伏は保護者が気付きにくく、気づいた時には手遅れになっている場合があります
歯が全然生えてこないなど、少しでも心配な点があればメンテナンスの際にお伝えください