【歯が抜けてしまった場合の応急処置】
こんにちは!

歯科助手兼管理栄養士の和田です!
皆さん、歯が抜けてしまった場合の応急処置をご存知でしょうか?事故やスポーツ中のトラブルなどの外傷によって歯が抜けた場合は、
■歯は捨てずに保存する!抜けた歯が床や地面に落ちてしまっていた場合は、水道水などで洗って汚れを落とします。ただし、洗う際は歯根膜(根っこの部分)の部分に極力触らず、歯を傷つけないように軽く汚れを流す程度にとどめることが大切です
■歯は乾燥させないように気をつける!学校などの教育機関であれば、保健室に歯牙保存液という専用の保存液がある場合があります。歯牙保存液が使えればベストですが、手に入らなければ抜けた歯は、冷たい牛乳などに浸して保存し理想的には体温くらいの温度に温めた生理食塩水につけて歯科医院に持っていって下さい!なお、生理食塩水の塩分濃度は0.9%です。500mlのミネラルウォーターに5gの塩を混ぜると、塩分濃度は1%になります!特殊な方法で加熱が行われているロングライフミルクや、一般的な牛乳よりも含まれている成分が少ない低脂肪乳などは、歯の保存に向いていないので注意が必要です!
もし、生理食塩水や牛乳などを用意できない場合は、自分の口の中に歯を入れても問題ありません。飲み込まないように唇と歯ぐきの間にに入れて口の中に保存しましょう!
抜けた歯には「歯根膜(しこんまく)」といわれる、歯の再生にかかせない組織が残っています
この歯根膜は時間の経過とともに劣化しますが、生理食塩水や牛乳などに浸すと劣化しにくくなるという特質があります!
早急にかかりつけの歯科医院を受診しましょう!

