歯周組織再生療法の変遷。(エムドゲイン・スケーリング・SRP・歯科衛生士)『貝塚・岸和田・泉佐野・熊取で安心できる歯医者ならやまぐち歯科』
最後のご登壇は九州大学臨床教授もされている水上哲也先生でした。
「歯周組織再生療法はどう変わって来たかー術式を中心にー」というテーマでお話されました。
近年注目を浴びているのはMISTやM-MISTなどの低侵襲型(痛みにくい・腫れにくい)の歯周外科です。
従来の術式との適用は以下のコンセプトを元に判断すると整理されていました。
①術中の見やすさやアクセスの容易さ
➁減張切開(骨膜減張切開や縦切開)を汎用するか
③弁の断端の接触面積の向上のための切開ラインの幅を広げるかど
④スぺースメイキングをどのように達成するか
私も骨欠損の状況に応じて低侵襲型の歯周外科を行うことが増えております。
歯科医師として駆け出しの頃苦労したフラップ形成やフラップマネージメントが上達し、拡大鏡やマイクロスコープを使うことに慣れてくることで初めて低侵襲型の外科処置が可能になります。
術後の痛みがほとんどなく、手術の瘢痕が残りにくい所はとても患者様利益の高い処置です。
偉大な先人の先生方が生み出して来られた術式を考え方の部分から学び、臨床応用していくことで次世代に繋げていきたいと考えています。
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