【お口の中にホクロのようなものないですか?】
おはようございます、歯科衛生士の阪口です
口腔粘膜疾患には様々な種類がありますが、今回は、口腔粘膜疾患の「黒っぽいもの」の中から二種類お話ししていこうと思います
色素性母斑直径5ミリ程度のホクロのようなもの。
特徴としては、自覚症状はなしで、外来性色素沈着と異なり、金属の補綴装置とは無関係の場所に見られます。
ちなみに外来性色素沈着とは、主に金属補綴装置が装着されている歯のキワや歯肉に青・青紫色の変化して観察されるものです
色素性母斑は、”悪性化”することがあるので切除することを勧めます
悪性黒色腫お口の中の頬粘膜や歯肉、舌、上顎側にホクロのような黒色変化を示すものです。
特徴としては、・形が左右非対称・平常粘膜との輪郭がギザギザしていて不整・直径が6ミリ以上・短期間に大きさが拡大したり色、形、症状が 変化するなどの症状があれば本疾患を疑います
予後は非常に悪く、短期間のうちに浸潤し、多臓器に転移をきたします。転移の有無などにより治療法は異なりますが、早めの対応が大事になってきます
少しでも疑わしいものがある方や心配な方は、まず早めに歯医者さんに相談しにきてください