【含歯性囊胞について】

こんにちは、歯科衛生士の阪口です
みなさん、含歯性囊胞というものをご存知ですか?含歯性囊胞とは、名前の通り歯の歯冠(歯の見えてる白い部分)を囲む袋状の良性腫瘍です
好発部位は下顎の親知らずと上顎の前歯部で好発年齢は10歳〜30歳で性差はありません
発現頻度は歯原性嚢胞の中でも高く17.4〜34.0%と言われています
多くは無症状ですが、放置すると顎骨を溶かしたり、顎骨の膨隆、周囲の歯の位置異常をきたす恐れがあります
歯科でのレントゲン写真撮影時に偶然発見されることが多いです
当院でも親知らず抜歯希望の方での発見率が高いです
レントゲンを撮る機会がないと、発見できない場合が多いので、気づいた時には周囲に何か影響を及ぼしてる可能性も考えられます
定期検診でのレントゲン撮影は含歯性囊胞含め、肉眼では確認できない部分を詳細に観察するために欠かせない手段です
普段歯科の定期検診に通っていない方は是非この機会に通っていただけると安心です
