【歯周炎治療をすることで、心房細動の再発を抑制できる!?】
こんばんは!歯科衛生士の飯坂です
みなさん「歯周炎」と「心房細動」は大きく関係していることをご存知ですか?
正常な心臓は、心臓の中で発生する電気信号によって規則正しい収縮と拡張を繰り返し行っていますが、
心房細動は心房(心臓内の部屋)が震えて痙攣し、うまく働かなくなってしまう心臓の病気のことです
加齢に伴って起こりやすくなり、罹患すると、動悸、めまい、脱力感、胸の不快感、息苦しさなどの症状が出ることがあり、脳梗塞、心不全、認知症の発症のリスクが上昇し、健康寿命が短くなってしまうと言われています
そして今回、医科歯科連携チームが、心房細動に対してカテーテル治療を受ける方を対象とした研究をし、重度の歯周炎がある方に、術後3ヶ月以内に2回の歯周炎治療を行いました
その結果、歯周炎症面積の値が大きく改善し、心房細動の再発が抑制され、歯周炎治療を受けた方の心房細動再発率は16.5%に対して、受けなかった方の再発率は、28.3%という結果になりました
このように、お口の中と身体は大きく関係しています
お口から病気を寄せ付けない為にも、定期的なメンテナンス、おうちでのセルフケアを頑張りましょう