【低血糖発作の対応】
こんにちは
歯科衛生士の森山です
今日は糖尿病の低血糖発作の対応についてご説明します
低血糖とは血漿グルコースが70mg/dl未満の状態です
主な症状は、動機・発汗・脱力・意識レベルの低下
高齢者の方や、自律神経障害を伴う方は、自覚症状のないまま意識消失などに至る無自覚性低血糖を起こす恐れがあります
低血糖を引き起こした時の対応は、お口から摂取可能な場合は写真にあるようなブドウ糖を10g摂取し、15分後に血糖を測定し、低血糖であれば摂取を繰り返します
ラムネのボトルは1本30gになるので、1/3程度が目安になります
袋タイプの大粒ラムネは、41gなのでおよそ1/4程度が目安になります
ブドウ糖ではなく、砂糖ではダメなのか疑問を持つ方もいらっしゃると思います
お砂糖は、ショ糖のためブドウ糖の倍量が必要です
またブドウ糖以外では効果の発現が遅くなってしまいます
また、糖尿病の方などが飲まれているa-グルコシダーゼ阻害薬を服用していると、ショ糖の分解が阻害される為、低血糖時には役に立たないことがあります
ブドウ糖の役割は、脳を正常に働かせることです
脳はどの臓器よりも多くのエネルギーを消費しており、1日に消費するエネルギーの約18%を占めていますブドウ糖は、健康な方でも1日に必要な量は約150gと言われています
摂りすぎは、肥満や糖尿病に繋がる恐れがあります1日の目安量やブドウ糖が必要な人、必要な時をお知り頂いて正しい摂取を心がけましょう